個人事業主のための確定申告の考察 ~free会計ソフトで2度目の確定申告を終えて~

個人事業主のための確定申告の考察

~free会計ソフトで2度目の確定申告を終えて~

みなさん、こんにちは。地元横須賀の中小企業診断士、三浦湘南共創ネットワークの武田です。

今年は、開業2度目の確定申告でした。昨年は、ぎりぎりまで苦労して何とか間に合わせた感でしたが、今年は、学習効果があり、3月初旬には提出完了、更に、昨年よりかなり「美しい」確定申告ができたと自負しています。

3月15日の税務署

3月15日の税務署の様子
◆3月15日、朝8時ごろの横須賀税務署の駐車場待ちの車列

確定申告の提出は、2月16日から3月15日まで1か月ありますが、人間の悲しい性か、3月15日、締切日の税務署は皆様の地元の税務署も大変な混雑だったのではないでしょうか。

私の地元の税務署は、横須賀税務署です。自宅から駅に向かう途中に税務署がありますが、2月16日以降、午前7時ごろから税務署の入り口には、相談に訪れる納税者の列ができていました。

私の2023年度確定申告の進化

私は、クラウド会計ソフトのfreeを使っています。freeの宣伝をするものではありませんが、他の会計ソフトは使ったことがなく、たまたま選んだ、クラウド会計ソフトがfreeだったので、freeを中心とした報告になってしまうことをお許しください。

昨年度は、初めての確定申告で正に、数字を入れるごとに、「ヘルプ」を開いて、マニュアルと取っ組み合いで申告書を作っていました。とにかく「最低限、余計なことはやらない」方針でやっていました。

今年の最大の進化は、「現金主義」から「発生主義」に進化したことです。

「現金主義」とは売上や仕入れについて、現金が動いた時に記帳方法です。これに対し、「発生主義」とは、取引が発生した段階で記帳する方法です。例えば、商品の売買が行われ、入金が翌月末の契約の場合、品物を引き渡した日に、(借方)「売掛金」/(貸方)「売上」を記帳します。そして現金が振り込まれた日に、(借方)「現金」/(貸方)「売掛金」を記帳し、売掛金がなくなる、と言うような流れです。

現金主義は、記帳が楽で、現金が裏付けとなっているため、不正が起きにくいという反面、売上と仕入が一致しない、実際のビジネスでは通常に発生する、売掛金、買掛金が把握できないなどの理由で、日本の会計では、現金主義は個人事業主にのみ許された記帳方法です。

また、昨年は、業務用のパソコンを購入しました。10万円を超えていたため、経費としては処理せず、固定資産として計上し、4年償却の減価償却費を費用として計上しました。これも、現金主義ではなく、しっかりと資産計上をしました。今後、法人化をめざしている個人事業主の方は一つひとつ企業会計の記帳を取り入れていくとよいでしょう。

昨年は、初めての確定申告でしたので、本当にたいへんでした。その学習効果から、今年気を付けたことをまとめました。

税務申告のための日頃の取り組み

入力はこまめに

「領収書をためて、後で、入力しよう」とすると、ついつい、先伸ばしとなり、確定申告間際に何百枚の領収書、請求書を入力せねばなりません。やはり、記帳は日々入力が基本です。

領収書の整理は、「台紙に貼って」などをすると、挫折します。私は、月ごとに茶封筒に領収書を入れて保管しています。こうしておけば、保管時の手間はほとんどなくなり、探すときも数分でことたります。尚、今年からは、紙の領収書を保管はしておきますが、管理は、電子的な手段で行っています。(電子帳簿保存法への対応です) 医療費控除を受ける場合、2017年より領収書の税務署への提出は不要になりました。但し、5年間の保管が義務付けられています。医療機関の領収書も、かかった時に、医療機関ごとに茶封筒に入れて保管しておきます。確定申告の際には、医療機関ごとの合計金額を入力することが求められているため、あらかじめ、医療機関ごとに分けて保管しておくと確定申告の際の作業が非常に楽です。

freeの自動で経理機能をフル活用

クラウド会計ソフトのfreeでは、銀行やクレジットカードとのデータ連携やダブリ入力の自動判別など、さまざまな、便利な機能があります。1年目は、何のことかよくわからずに使いこなしていませんでしたが、2年目の2023年度は、「自動で経理」機能をフル活用しました。

確定申告に費やした時間

このようなことで、さて、どのくらいの時間で確定申告ができたのか、記録を取ってみました。それが以下の表です。合計の時間は、12時間45分でした。しかし、まだまだ、手こずった箇所もあるので、来年は、8時間(実質1日)くらいになるのではないかと思っています。

提出は、freeのe-Tax連携機能を使って、電子申請をしましたので、郵送したり、税務署に出かけて行って順番待ちで並んだりすることもありません。

電子帳簿保存法など、納税の電子化は、年を追うことに進んでいます。デジタルは苦手、というのではなく、社会保険料控除のマイナンバー連携など、入力が不要な便利な機能も増えてきていますので、是非、クラウドソフト活用による電子申告に挑戦されることをお薦めします。

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